「目撃」されたのは世界で初
インドネシアの野生のオランウータンが頬に痛みを伴う傷を負ったとき、研究者たちを驚かせる行動をとった。痛みを和らげ、傷を癒す効果があることで知られる植物の葉を噛み、その汁を傷口に塗り、さらにその葉を湿布として使って傷を覆ったのだ。その後、傷は感染症を起こすことなく治ったようだ。
An orangutan in Indonesia has healed a wound on his face by self-medicating using a paste made from plants. It’s the first time a creature in the wild has been recorded treating an injury with a medicinal plant.
— BBC World Service (@bbcworldservice) May 4, 2024
More amazing animals: https://t.co/wa4ENKP8PO pic.twitter.com/rN36MOZtgD
このオランウータンの行動は、スマトラ島北西部にあるグヌン・リューザー国立公園内のスアック・バリンビン調査地で記録されたもので、150頭ほどのオランウータンが保護された熱帯雨林で暮らしている。
このオランウータンが使ったのは、アカルクニンというつる植物で普段は口にしないものだった。一般に傷の手当てや赤痢、糖尿病、マラリアの治療に使われている植物で、抗菌、抗炎症、抗真菌、抗酸化作用。
この行動から分かることは、このオウンウータンには薬効の知識があるということだ・・・。
知能の高いオラウータン
オラウータンは、東南アジアの熱帯雨林に生息する霊長類の一種です。その特徴的な長い腕や顔の輪郭から、独自の魅力を持っています。彼らは非常に知能が高く、道具を使ったり、簡単な問題解決能力を示すこともあります。
主に植物食であり、果物を好んで食べますが、葉、芽、樹皮なども摂取します。彼らの食性から、森林の果実の消費者として重要な役割を果たしています。
生息地としては、ボルネオ島とスマトラ島が主な地域です。しかし、これらの地域では森林伐採や違法な取引などにより、オラウータンの生存が脅かされています。特にボルネオオラウータンは絶滅の危機に瀕しており、その数は急速に減少しています。
保護活動や環境保全の取り組みが行われてはいますが、依然として彼らの生息地や個体数は減少の一途を辿っています。人間との共存が重要であり、持続可能な森林管理や適切な保護政策が必要です。
海外の反応
最後に海外の反応を見てみよう。
・それほど驚くことではない。
・オランウータンだって、医療費がどれだけ高いか知っている。
・彼らがこのようなことをするのは初めてではない。おそらく人間が目撃したのは初めてだろう。
・オランウータンは人間に比較的友好的で、道具の使い方を真似しているのが目撃されていている。
・オランウータンとチンパンジーは人間以外の霊長類の中で最も賢い。
・オランウータンが男性に上着を脱ぐように促し、男性の上着を着るというビデオを見たことがある。今まで見たことのない不思議な光景だった。
・私は、それ以下の治療しかしてくれない医者にもかかったことがある。
https://reddit.com/r/science/comments/1ciickb/in_a_first_an_orangutan_was_seen_treating_his/