ネット上の誹謗中傷は減るのか?
インターネット上の誹謗中傷への対策を強化するため「侮辱罪」の厳罰化を盛り込んだ改正刑法が13日の参院本会議で可決され、成立した。
現行の侮辱罪における法定刑は、30日未満の拘留か1万円未満の科料で、軽犯罪法違反と同じ。侮辱罪が制定されたのは115年前だ。SNSの普及等によって誹謗中傷の深刻な被害が増え、最悪の場合、被害者が自らの命を断ってしまう事件も発生している。
厳罰化で何が変わるの?
侮辱罪に当たる行為の内容には改正前後で変わりなし。法定刑の上限をこれまでの「拘留または科料」から、「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」に引き上げられる。
今回の法改正が、ネット上での誹謗中傷に対する対応を念頭に成立した背景を考えると、今後はネット上での誹謗中傷のケースにより多く侮辱罪が適用されることが予想される。
一方で、言論の自由の萎縮や政治家への批判も罪に問われる恐れがあるなどの懸念もある。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。ネット上の誹謗中傷が深刻な社会問題化しているのは日本だけではないので、今回の法改正は関心を集めたようだ。
・テラスハウスが大好きだった。あの気の毒な女性が自ら命を絶ったことで、番組が終わってしまって悲しかった。
・中傷を減らすにはこれしかないよな・・・。
・日本では中傷が違法なのか?
・VPNを使った書き込みは?
・俺たちみんな刑務所行きだわ。
・何か別のことを企んでいるのでは?
・なんとも日本らしいな。
・みんな、いいからナイスガイになろう。
・ようやくネットいじめの取り締まりに動き出した。
・私のアカウントがハッキングされて、中傷を書き込まれたら、私が刑務所行き?
https://reddit.com/r/technology/comments/vcacnq/japan_makes_online_insults_punishable_by_one_year/