家族間の対立も村の未来のために
イタリアのトリノ近郊の小さな村、イングリアでは、46人の住民のうち30人が地方選挙の候補者として立候補しています。現職市長のイゴール・デ・サンティスは、4期目の再選を目指していますが、彼の母親であるミレーナ・クロサッソが対立陣営に加わったため、状況が複雑化しました。クロサッソは9人の女性と1人の男性で構成されるリストの一員として出馬しています。
イングリアはイタリアのソアナ渓谷に位置し、人口減少やサービス不足、冬季の雪による困難など他の山間部の村と同様の問題を抱えています。2022年にはイタリアの「最も美しい村」の一つに選ばれ、観光客が急増しています。
デ・サンティスは、祖父も30年間市長を務めた経験から楽観的な見方をしていますが、対立候補であるミラノ在住のステファノ・ヴェヌティは地元住民からの要請で立候補を決めたと述べています。
家族の対立がありながらも、クロサッソは家族の和が損なわれることはないと強調し、村のために尽力する姿勢を示しています。
イタリアの家族観
イタリアの家族観は、強い結びつきと伝統を重んじる文化が根付いています。家族は社会の基盤とされ、子供から高齢者までが密接な関係を持ち、助け合いながら生活します。特に親子関係は重要で、子供たちは成人後も親との絆を大切にし、しばしば同居することが一般的です。家族の行事や集まりは頻繁に行われ、食事や祝祭を通じて絆を深めます。
また、家族経営のビジネスが多く見られるのも特徴で、世代を超えて家族の伝統や価値観が受け継がれます。家族間の協力と支え合いは、イタリア社会の安定と継続に寄与しており、家族の絆が地域社会の結束力を強める役割を果たしています。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
・自分自身に投票できないようにするべきだよ。そうしないと残りの16人の住民の生活が地獄になる。
・候補者には投票を許さず、実際の投票を利害関係のない人々に任せるのがいいかも。
・パイレーツ・オブ・カリビアンの海賊の掟のシーンを思い出すな。
・これは狂気だ!
・これは信じられないほど面白いな。誰も記事を読んでいないけど、複数の役職があるんだ。全員が互いに対立しているわけじゃないんだ。
・彼らは50%を獲得する必要があるの?勝者は3票か、参加率が低ければ2票で勝つのかな?
・隣人を信頼していないとこうなるんだよ。
・29回の決選投票が行われるんじゃないかな?
・知っている馬鹿が全員立候補しているのを見たら、俺も立候補するかも。
・これがアメリカだったら良かったのにな。
https://reddit.com/r/nottheonion/comments/1d764nb/italian_village_with_46_residents_has_30_local/