危険な承認欲求
フロリダのサンタローザビーチ近くのハイウェイ98号線沿いで「落ち込んだ」黒クマが目撃され、警察はセルフィーを撮ろうとする人々に自粛を呼びかけています。ウォルトン郡保安官事務所のFacebook投稿によると、クマは著しいストレスの兆候を示しており、写真を撮られる気分ではないとされています。投稿には、「ストレスを感じ、落ち込んでいる」との描写とともに、特に攻撃的な行動を示すクマには近づかないよう注意が促されています。
フロリダ魚類野生生物保護委員会（FWC）のレンジャーが現場に派遣されましたが、クマはその時点で森に戻ったと報告されています。クマは負傷しておらず、暑さで休んでいただけと見られています。フロリダには約4050頭の黒クマが生息しており、春から夏にかけて多くの若いクマが新たな生息地を求めて移動します。
最近、フロリダの大学キャンパスや住宅地でもクマの目撃例が報告されており、その多くは食べ物を探しているとされています。クマを見かけた場合は、近づかずに十分な距離を保つことが推奨されています。
クロクマの生態
クロクマ（Ursus americanus）は、北アメリカに広く分布するクマの一種です。その生息地はアラスカからメキシコまで広がり、カナダやアメリカ合衆国の多くの森林地帯に生息しています。クロクマは中型のクマで、体長は約1.2メートルから2メートル、体重はオスで68キログラムから158キログラム、メスで40キログラムから140キログラムほどです。彼らの毛色は黒が一般的ですが、茶色、シナモン色、さらには白に近い色など、さまざまな色の個体が存在します。
クロクマは主に雑食性で、果物、ナッツ、昆虫、小動物、植物の根などを食べます。季節や地域によって食べ物の種類は異なり、特に秋には冬眠に備えて大量の食物を摂取します。冬眠は11月から3月にかけて行われ、雪や寒さから身を守るために洞窟や木のうろなどに篭ります。冬眠中は体温が少し下がり、代謝が著しく低下しますが、完全には眠らず、時折目覚めることもあります。
クロクマは単独行動を好む動物で、広い縄張りを持ちます。繁殖期は初夏にあり、オスはメスを求めて広範囲を移動します。妊娠期間は約7〜8ヶ月で、一度に1〜3匹の子供を産みます。母親は非常に献身的で、約1年半から2年間、子供たちを守りながら育てます。
クロクマは非常に知能が高く、問題解決能力や記憶力に優れています。これにより、新しい環境や状況に迅速に適応することができます。そのため、時折人間の居住地近くに現れ、ゴミ箱をあさることもあります。このような人間との接触は問題を引き起こすこともあり、適切な対応と共存策が求められています。クロクマは生態系の中で重要な役割を果たしており、種子散布や他の動物の個体数調整など、多くの生態的な機能を担っています。そのため、彼らの保護活動が重要視されています。
海外の反応は？
最後に海外の反応を見てみよう。
・その熊を幸せにするには、どうしたらいい？
・クマはほとんど幸せを感じない。
・フロリダから出してやることだな。
・もう我慢できないって感じだな。
・北フロリダにはクマがいる。昔、田舎道を走っていて、スイカ畑でクマがスイカを食べているのを見たことがある。
・クマが自撮りを撮るのが好きなら、それで喜ぶかも。
・自撮りをする人を食べると元気が出るかも。
・90年代にフロリダに飛んだ時、空港でワニと一緒に写真を撮らないようにというパンフレットがあったよ。
・以前、落ち込んでいるクマを見つけたことがある。銃を口にくわえていて、話しかけて銃を置かせたら泣き出した。一晩中抱きしめて話してた。この国の退役軍人の医療制度はひどい。reddit.com/r/nottheonion/comments/1e7iqbl/florida_police_tell_people_to_stop_taking_selfies/
