客が警察に通報
皆さんは、お店のメニューに値段が書かれておらず、確認せずに注文して、あとで請求された金額に驚いた経験はないだろうか?
イタリアのフィレンツェでエスプレッソの価格を表示していなかったコーヒー店に、1000ユーロ(約13万5000円)の罰金が課された。エスプレッソを飲んだ後に驚いた客が警察に通報したのだ。
驚きの値段
ここまで読むと、ぼったくりのコーヒー店に罰当たったと思ってしまいそうだが、エスプレッソの価格はたったの2ユーロ(約280円)だった。イタリアではエスプレッソの平均価格は1杯1ユーロだったが、サプライチェーンの問題や不作により、年初に70%以上のコーヒー店が値上げを行った。
しかもこの店は、店主のバリスタがコンテストで何度も優勝しているほど有名なお店で、豆もこだわっている。店主はfacebook上で「イタリアのコーヒー業界の為に声をあげた。2ユーロで怒る客はおかしい」と主張した。ちなみにQRコード上のメニューには、エスプレッソの価格も表記されていたそうです。
店主とこの客の主張はともかく、注文する前に値段は確認しておいた方が良さそうですね。
海外からは「イタリア人が食にうるさいのは知っているが、これはやりすぎ」、「QRコードのメニューって最悪」、「ポストコロナに小さな店が必要なのは罰金だよな」という意見が寄せられました。