行政長官選挙で唯一の候補者
7月1日に香港の新行政長官に李家超(ジョン・リー)氏が就任した。李氏は治安当局元トップで警察出身、就任式には中国の習近平国家主席も立ち会った。
5月8日に行われた行政長官選挙で李氏は唯一の候補者だった。香港の行政長官は一般市民の直接選挙ではなく、99%が親中派から成る約1500人の選挙委員会の投票で選ばれる。一定数の委員の推薦を受けなければ出馬できないため、李氏以外は要件を満たさず立候補できなかった。
形だけの選挙戦に約1億5千万円
選挙戦は候補者が1人だったので信任投票が行われた。この形だけの選挙で使われた金額が話題になっている。
月曜日に公表された公式記録によると、李氏は選挙戦で約1130万香港ドル(140万米ドル)の寄付を受け、そのうち約900万香港ドル(110万米ドル)を選挙運動に使っていたそうだ。大半が広告、集会、事務所の賃貸料、交通費に分配された。広告費の大部分である約200万香港ドルはソーシャルメディア広告に使われ、事務所家賃と交通費に割り当てられた資金のうち71万香港ドルは警備に使われた。
海外の反応は?
出来レースの選挙戦にこれだけの金額が使われたことを海外はどう見たのか?コメントを読んでみましょう。
・討論会を行うべきだった。
・↑「リーさん、どうしてあなたは出馬を?」「私は中国政府から既に任命されている」
・つまり、選挙は接戦だったということか?
・対立候補がいないのに、選挙戦と呼ぶのはどうかと思う。自分と自分の考えを売り込もうとしていただけだろう。
・110万ドルなんて、たいしたことない。ほとんどの政治家なら、交通費・スタッフ・会場代・警備費などに2〜3日で使う額だ。
・アメリカの大統領選では、いくら使うか教えてくれ。
・それで、彼は勝ったの?
・プロパガンダに110万ドル使ったということか。
・イメージは保たないとね。市民に政権を転覆させられる。
・かなり安い選挙戦だな。
https://reddit.com/r/nottheonion/comments/vrus9z/new_hong_kong_leader_john_lee_spent_11m_on/