中国で食用油を燃料トラックで輸送か

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国内で大騒ぎに

中国の当局が、地元メディアの調査報告を受けて、食用油の安全性について調査を始めました。この報告によると、大手国有企業から運ばれている大豆油を輸送するタンクローリーが、洗浄せずに炭化水素も運んでいたことが発覚。地元メディアの調査では、タンクローリーの運転手たちの間で、このタンクが食用油と化学物質を交互に運んでいることは「公然の秘密」で、洗浄されていないことが明らかになりました。調査対象となったトラックは、中国国家電力投資公司の工場から炭化水素を運び、その後国有の穀物備蓄大手「中国食糧備蓄管理総公司」から大豆油を運んでいました。当局は食品安全委員会、公安局などの官僚を含む調査チームを編成し、違反企業や関係者を厳しく処罰する予定です。

この問題は国営企業が関与しているため、全国的な関心を集めています。2008年には、メラミンが含まれた粉ミルクによって6人の赤ちゃんが死亡する事件があり、多くの家族が輸入乳児用ミルクを購入するようになったこともありました。

中国の「食の安全」

中国の食の安全に関する問題は、過去数十年にわたって国内外で大きな関心を集めてきました。特に前述した2008年のメラミン混入ミルク事件は、乳製品に有毒な化学物質が混入し、多くの子供たちに深刻な健康被害をもたらしました。この事件を契機に、中国政府は食品安全法の改正や監視体制の強化に乗り出しましたが、その後も多くの食の安全に関する事件が発生しています。

例えば、2013年には鶏肉にホルモン剤や抗生物質が過剰に使用されていたことが明らかになり、消費者の信頼を大きく揺るがしました。また、農薬の過剰使用や重金属汚染といった問題も広がりを見せています。これらの問題は、急速な経済成長とそれに伴う農業の工業化が背景にあり、持続可能な農業の実現が急務となっています。

加えて、食品の偽装や不正表示といった問題も深刻です。例えば、有機農産物として販売されていたものが実際にはそうでなかったり、高級食材が偽装されて販売されていたりするケースが報告されています。これに対して、政府は厳しい罰則を設けるとともに、企業のコンプライアンスを促進するための取り組みを進めています。

消費者側も、食品の安全に対する意識が高まり、信頼できるブランドや認証マークを重視するようになってきました。また、オンラインでの情報共有や口コミが広がり、安全な食品を選ぶための重要な手段となっています。しかし、地方の小規模農家や中小企業では、依然として資金や技術の不足から、安全対策が十分に行き届いていないケースも多く、全体的な改善には時間がかかると見られています。


海外の反応は?

最後に海外の反応を見てみよう。

・中国の国営メディアが報じているなら、これは他の問題から怒りをそらすための意図的な暴露かもしれない。曹操の戦略の一例だね。

・気持ち悪いけど、小量のガソリンや油を摂取すること自体は実はそんなに悪くないんだ。肺に入るのが本当に大きな問題だよ。

・全然驚かない。

・中国には全く期待してない。

・「中国人ほど中国人を嫌う人はいない」という言葉がある。

・料理用油も粉ミルクと同じ運命をたどるようだ。富裕層が全部買い占める。配給になる前に買いだめしなきゃ。

・彼らは市民を軍隊が兵士を扱うように扱う。実に悲惨だ。

・下水道から油をすくい取るよりはマシだ。

・これは中国の食品安全に関して聞いた中で一番マシな話だ。

・国営企業だね。うんざりするよ。

https://reddit.com/r/nottheonion/comments/1e0hr48/food_safety_scandal_rocks_china_as_report_claims/
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この記事を書いた人
ジェームズ

カナダ出身のホッケーマニア。大学の専攻は機械工学。蕎麦好き。

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