毒ヘビではないものの・・・
香港から中国本土に向かう途中、男性がズボンの中に100匹以上の生きたヘビを隠して密輸しようとしたところを発見されました。中国南部の深セン市にある福田港の検査ポイントで税関職員がこの男性を取り押さえました。検査の際、職員はズボンのポケットにテープで封をされた6つのキャンバス製の巾着袋を発見し、袋の中にはさまざまな形や色の生きたヘビが詰められており、合計で104匹のヘビが見つかりました。
ヘビはミルクスネーク、西部ホグノーズスネーク、コーンスネーク、テキサスラットスネーク、ブルスネークの5種類で、そのうち4種類は中国には生息していない外来種でしたが、いずれも毒はありません。
この事件は中国が違法な野生生物取引の主要な拠点であることを示しており、野生生物の密輸は在来種に脅威を与え、年間200億ドル規模のブラックマーケットを形成しています。また、6月には別の男性がマカオから中国本土へ454匹の絶滅危惧種のカメを密輸しようとして逮捕されており、税関当局は規則違反に対して法的責任を追及する姿勢を示しています。インターポールによると、密猟と違法な野生生物取引は重大な環境被害を引き起こし、毎年約100人のレンジャーが密猟者によって命を落としています。
中国の野生動物の密輸
中国の野生動物の密輸は、国際的な規模で深刻な問題となっています。密輸の原因は多岐にわたり、主に伝統医療や高級食材としての需要が高いことが背景にあります。これにより、希少な動物やその部位が高値で取引され、密猟や違法取引が横行しています。例えば、サイの角やトラの骨、鱗が高値で取引されることで知られています。また、密輸される動物は主に中国国内で消費されますが、一部は国際的なマーケットにも流通しています。
密輸の手口は年々巧妙化しており、密輸業者は海上、空路、陸路を利用して動物やその製品を運び入れます。これには、偽装された貨物や旅行者の荷物に隠されるケースが多く見られます。また、インターネットやソーシャルメディアを利用して取引が行われることも増加しており、追跡や摘発が困難になっています。中国政府は密輸対策として厳しい法律を制定し、取締りを強化していますが、それでも密輸の根絶には至っていません。
さらに、野生動物の密輸は生態系にも大きな影響を与えています。密猟による動物の減少は、生態系のバランスを崩し、他の生物にも悪影響を及ぼします。また、密輸によって拡散される動物由来の病原体が、新たな感染症の発生源となるリスクも指摘されています。このような背景から、密輸問題は環境保護や公衆衛生の観点からも注目されています。
国際的な協力や教育啓発活動の強化が必要とされており、野生動物の保護意識を高めることが重要です。持続可能な取引や代替医療の推進も密輸抑制の一助となるでしょう。総じて、中国の野生動物の密輸問題は、経済、環境、健康の全てに関わる複雑な課題であり、継続的な取り組みが求められます。
海外の反応は？
最後に海外の反応をチェック。
・大量のヘビだな。どうやってそんなにたくさんのヘビをズボンに入れたのか図で見たいわ。
・カーゴパンツ？ポケットに紐付きの袋を入れてたって書いてある。スウェーデンの魚菓子が入るくらいの大きなポケットがあるパンツを見たことがあるよ。
・「もうたくさんだ！このクソヘビどもをパンツの中に入れるのはもう我慢できない！」
・若い個体だね、小さいよ。
・「スネークフライト」の続編：パンツの中のヘビ
・それは記録じゃない？パンツに詰め込んだヘビの数として。
・世界で一体何が起こっているんだ？彼は密輸してたんだよね？普通のことじゃないよね？
・係員は101匹いると思ったけど、すぐに別のものをヘビと間違えたことに気づいた。
・サミュエル・L・ジャクソンは警告してた。
・どうしてこんなことがいつも起こるの？
https://reddit.com/r/news/comments/1e02e7z/man_stopped_at_customs_with_100_live_snakes_down/
