専門家を集めて検討会
日本政府は、将来の人口減少に直面する中、若者の結婚に対する関心を調査し始めました。2023年4月に設立されたこども家庭庁は、若者がパートナーを見つける手助けをするための初めてのワーキンググループ会議を開催しました。この会議には、将来的に結婚を考えている若者や、その課題に精通した専門家が参加しました。政府は、若者の結婚に対する考え方が以前とは異なることを認識しており、専門家の意見を求めた後、今度は独身者の意見を聞きたいとしています。
こども家庭庁の加藤綾子大臣は、「結婚や子育ては個人の多様な価値観や考え方を尊重したものであるべき」と述べ、若者が実際に何を考え、どのような障害があるのかを知りたいと語りました。2021年の調査によると、25歳から34歳の独身者のうち、男性の43.3%、女性の48.1%がパートナーと出会う機会がないと回答しており、多くはマッチングイベントに参加するなどの努力をしていませんでした。
日本では未婚者から生まれる子どもが少ないため、結婚の減少が低い出生率と高齢化する人口の主要な原因とされています。2023年の結婚件数は1930年代以来初めて50万件を下回り、出生数は5.1%減の758,631人と新記録の低さでした。調査によると、多くの若者は大都市の高い生活費、良い仕事の欠如、両親が働くのが難しい職場文化などが結婚や家族を持つことに対する障害となっていると感じています。
少子化が社会に与える深刻な影響
少子化は社会のさまざまな側面に深刻な影響を与えます。まず、労働力人口の減少が経済成長に直結する問題となります。若い世代の労働者が減ることで、生産性が低下し、企業の競争力も弱まります。また、年金や医療などの社会保障制度への負担が増加し、現役世代にとっては一人当たりの負担が重くなります。この結果、税金の引き上げや福祉の削減などが避けられなくなり、生活水準が低下する可能性があります。
さらに、少子化は地域社会にも影響を及ぼします。学校の閉鎖や公共サービスの縮小が進み、地域の活力が失われ、過疎化が進行します。こうした状況は、地方から都市への人口流出を加速させ、都市部の過密化と地方の衰退を招きます。加えて、文化や伝統の継承にも影響が出ます。祭りや地域行事が廃れ、コミュニティの一体感が薄れることで、社会全体の連帯感が失われます。また、少子化は家庭構造の変化も引き起こします。兄弟姉妹が少ない家庭が増えることで、子供同士の競争や協力が減少し、社会性の育成にも影響が出ます。
最終的には、国の存続そのものが脅かされる事態となり得るため、早急な対策が求められます。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
・若い夫婦が夫の両親と同居し、妻が召使いのように扱われる伝統がある家庭もあるから、それに同意する人はいないだろうね。
・一日14時間労働が導入されたら、インドも同じ質問をするだろうね。
・結婚制度を廃止し、自由恋愛を促進し、避妊の利用を減らせば、子供が増えるかも。
・日本の文化、特にいつも働いていることや、東京に全てが集中していることが原因だと思うよ。
・韓国や日本は無料の育児、住宅補助、育児休暇の組み合わせを検討したことがあるのかな。主な問題は時間のなさ(仕事の負担)と経済的な不安定さだと思うけど。
・もちろんそんなことはしないよ。代わりに子供たちを不幸な結婚に追い込み、望まない子供を持たせようとしてるんだ。
・若い世代が十分なお金を稼いでいないことを、世界中の人々が理解していないんだ。だからみんなが「自由時間」をお金のために使ってるんだ。この悪循環は、多くのCEOが新しいヨットを手に入れなければ終わるかもね。
・もしかしたら、AIを権力者の仕事を奪うように使えば、彼らも目を覚ますかもしれないね。
・日本の労働文化はいつも有毒で、馬鹿げた長時間労働が当たり前で、人間を機械のように扱うんだ。その文化の報いを受けているんだね。不幸なことに、移住できる人はもっと良い場所に行くべきだと思うよ。
・泣き言を言っても仕方ないよ。こうなったのは自分たちのせいなんだから。
reddit.com/r/Futurology/comments/1e9dfrk/japan_asks_young_people_why_they_are_not_marrying