日本勢が初の「視覚効果賞」、21年ぶり「長編アニメ映画賞」
米アカデミー賞の授賞式が10日夜、ロサンゼルスで開かれ、クリストファー・ノーラン監督の超大作伝記映画「オッペンハイマー」が、今年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞を含む7部門を受賞した。「原爆の父」の物語を描いたこのドラマは、昨夏のバーベンハイマー対決でバービーに興行収入で敗れたが、映画の賞レースでは圧勝している。
また、日本の2作品が各部門で受賞したことも話題を呼んだ。スタジオジブリ製作で、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が、長編アニメ映画賞を受賞。日本の作品が長編アニメ映画賞を受賞するのは、同じスタジオジブリ製作「千と千尋の神隠し」以来21年ぶりだ。引退を撤回して戻って来た宮崎監督にとって、2度目のアカデミー賞獲得となった。
東宝スタジオの「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」(山崎貴監督)が、日本の作品として初めて視覚効果賞を受賞した。今年70周年を迎えるゴジラシリーズにとって、特に素晴らしいプレゼントであり栄誉となった。
アカデミー賞とは?
アカデミー賞(Academy Awards)は、アメリカ映画芸術科学アカデミー(AMPAS)によって毎年主要な映画作品に対して授与される賞です。アカデミー賞は、映画界で最も権威のある賞の一つとされています。
アカデミー賞には多くの部門がありますが、最も注目されるのは「最優秀作品賞」、「主演男優賞」、「主演女優賞」、「監督賞」などです。これらの賞は、アカデミー会員によって投票され、その年の映画業界で最も優れた作品や演技に与えられます。
アカデミー賞は、通常2月下旬または3月初旬に授賞式が行われます。授賞式は、ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、世界中の多くの人々がテレビやインターネットを通じて視聴します。
アカデミー賞の歴史は長く、1929年に初めて開催されました。以来、映画界での最高の業績を称え、映画芸術と科学の発展に貢献しています。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
・今年、作品賞を受賞してもよかったと思える映画が4本ほどあった。言ってみれば、今年は映画にとって素晴らしい年だった。
・スパイダーマン:ATSVが長編アニメ賞を受賞しなかったのはショックだった。あの映画は素晴らしかった。
・スパイダーマンは技術的には驚異的だが、不完全な物語だ。単体で見ると、映画の多くが意味をなさないし、未完成のままだ。
・君たちはどう生きるか、は受賞に値する。どちらの映画も好きだが、君たちはどう生きるかの方が心に残った。
・バービーは一部門のみの受賞。また性差別の巨大な証拠だ、などとSNSに書き込まれるのが楽しみだ。ゴジラが視覚効果で勝って本当に良かった。
・正直言って、社会的圧力に屈しなかったアカデミーは偉い。
・オッペンハイマーは、かなり過大評価されている。
・史上最も退屈で、何の変哲もない映画。
・ゴジラ・マイナスワンは作品賞にノミネートされるべきだった。
・オッペンハイマーのキャストとスタッフの皆さん、本当におめでとうございます。
https://reddit.com/r/movies/comments/1bbs6zf/oppenheimer_wins_the_best_picture_oscar_at_96th/