ベーブ・ルースも成し遂げられなかった偉業
5日(日本時間6日)、今季最終戦のオークランド・アスレチックス戦で先発したエンゼルスの大谷選手が、前人未到の大記録を達成した。初回を投げ終えた時点で今季の投球回数が162回となり、シーズンの規定投球回に到達。これにより、既に到達している規定打席と合わせ、史上初の「ダブル規定」を達成した。5回1失点で降板し、16勝目を逃したものの、元祖二刀流のベーブ・ルースでさえも成し遂げられなかった偉業を達成した。
規定到達って何?
野球では、投手と野手それぞれに規定が設けられている。162試合制の今季のMLBでは、投手の「規定投球回」はチームの試合数×1イニング(162イニング)。打者の「規定打席」はチームの試合数×3.1(502打席)だ。規定に到達することは、1年を通して活躍したことを示すだけでなく、各タイトルの受賞資格にもなる。
昨年の大谷選手は、130.1イニングしか投げていないため、規定投球回に到達できなかった。投手としての規定到達は、かなり難しい。MLB全30球団で、今年の規定投球回に到達したのは45人しかいない。今季の大谷選手は打点と本塁打数で昨年を下回ったものの、リアル二刀流として、より進化したことになる。
熾烈を極めるア・リーグMVP争い
昨年よりも二刀流選手として、素晴らしいシーズンを過ごした大谷選手。昨年に続いて、2年連続MVPを獲得することが期待されるが、ライバルのヤンキース所属のアーロン・ジャッジ選手は、アメリカンリーグ記録となる62本塁打を放っている。歴史的なシーズンを送った両選手、どちらが受賞しても物議を醸しそうだ。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
・ジャッジは素晴らしいが、MVPはやはり大谷だ。
・文字通り、完璧な野球選手。
・最高のシーズン。大谷は伝説として人々の心に残るだろう。
・どうしてこんなことが出来るのか理解できない。
・エンゼルスが彼を活かせていないのが残念。
・彼とトラウトは毎年10月もプレーするべき。
・今季のMVPは彼であるべき。
・史上最高のシーズン、でもMVPを獲れないかもしれない。
・チームが弱いせいで、北米では彼は評価されないだろう。
・後世の選手たちは「大谷」という賞を欲しがるだろう。
https://reddit.com/r/baseball/comments/xwl7rp/shohei_ohtani_becomes_the_first_player_in_mlb/