銅のバームクーヘン
17日夜から18日午後にかけ、最大震度6強を記録する大きな地震が台湾を2度襲った。橋が崩落したり、建物が倒壊するなど、大きな被害が起きている。
さて、台湾には台北101という高さ509メートルもある超高層ビルがあるが、今回の地震で大きな被害は受けなかった。それもそのはず、この超高層ビルには世界に誇る制振装置があるのだ。
今回の地震が起きた際の制振装置の様子が海外で話題になっていた。
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— Peekaboo (@peekabo7749) September 18, 2022
阻尼球:終於輪到我上班了。 pic.twitter.com/EGZft07s4V
これはチューンドマスダンパーという装置で、87階から92階の吹き抜け空間に設置されている。実はこれ、本来の目的は風による振動を緩和するためだ。重さ660トン、直径5.5メートル。一枚あたり直径5.5メートル、厚さ12.5センチメートルの輪切りの鋼板を、41層を重ね溶接して球状にしている。その形状から、「銅のバームクーヘン」と呼ばれている。92階から長さ42メートルの極太ケーブル計16本で吊っている。
さすが「地震大国」台湾だ。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
・クールだけど、同時に怖い。
・お金をかけただけの価値があった。
・これは87階にあるらしいぞ。
・↑87階に上がろうと思わないな・・・。
・あの球に関するトリビア:かなり重い。
・M7.1の地震が起きているのに、みんなかなり落ち着いているね。
・台北101の中にいる人たち「あ、地震だ!球体を見に行こう!」
・あれはかなり重いのに、あんなに動いている。
・↑球は動いていない。建物が動いている。
・素晴らしいエンジニアリング。15年ほど前に実際に見たが、今でも見るたびに驚かされる。
https://reddit.com/r/interestingasfuck/comments/xhpg44/the_taipei_101_stabilizing_ball_during_the_72/