警察が勝利する結末に
1999年に公開され、今でもカルト的人気を誇る映画「ファイトクラブ」のエンディングが中国で検閲により変更されてしまった。本来のラストは、エドワード・ノートン演じるジャックが、自身の分身であるブラット・ピット演じるタイラー・ダーデンを消滅させ、ビルが爆破される様子を眺める場面で終わるのだが・・・。
テンセントビデオのストリーミングサービスで配信されたファイトクラブでは、ラストのビル爆破シーンがカットされ、「計画を察知した警察がジャックを逮捕して、爆破を未然に防いだ」という字幕が流れた。無政府主義、反資本主義的、反体制といったこの映画のメッセージを根本から覆す結果となり、世界の映画ファンからの反発を招いている。
中国の検閲が厳しいことで有名だが、こんなことをするくらいなら国内での配信をしなければ良いと思うのだが・・・。どういった経緯で変更されたのか不明だが、制作側が変更に屈したのであれば、なんとも皮肉な話だ。
最後に海外の反応を見てみよう。
・国民が嫌がるからだろ。
・都合よく編集するくらいなら、どうして放送するんだ?
・この映画が中国の為に検閲されたことに怒りを感じる。
・いつものことでしょ。
・映画よりも本のラストに近い。
・驚いたよ。そんなに驚いてないけど。
・ファイトクラブについて語ってはいけない。
・ファイトクラブのルールその1。ファイトクラブは見るな。
・名作になんてことを。
・このバージョンを見てみたい。
https://reddit.com/r/nottheonion/comments/sccqlu/china_gives_fight_club_new_ending_where/